2008年05月09日

改めてSAF1撤退に思うこと

もう、スーパーアグリのマシンがサーキットを走ることはないのです。
そんなことって信じられますか?
1ファンとしても、にわかには受け止めがたいことです。
私としても、まだ気持ちの整理がついていませんが、撤退を聞いた当初よりはだいぶ落ち着いてきました。
冷静さを取り戻しつつある今、皆さんと考えていきたいと思います。
なぜ、こんなことが起きたのか?
そして、これからのことを。

そもそも、スーパーアグリF1チームの誕生は難産でした。
産声を上げることすらできないかもしれない。
当時は、そんな状況だったのです。
しかし、鈴木亜久里代表やホンダの支援を受けて何とかチームは船出したのです。
考えてみれば、スタート時点から一悶着(ひともんちゃく)あったチームでした。

しかし、我々ファンには吉報でした。
この当時は、佐藤琢磨がホンダのシートを失い、その去就に注目が集まっていたからです。
実は、スーパーアグリF1チーム参戦と佐藤琢磨のドライブ決定に関しては、ファンの間でも賛否両論でした。
賛成する理由としては、言うまでもなく、佐藤琢磨の居場所ができることです。
ホンダのシートを失った佐藤琢磨には、いくつかの選択肢があったそうです。
その中にはF1のレースシートもあり、ミッドランド(後にスパイカー、現フォース・インディア)という選択肢もあったとか。
しかし、佐藤琢磨はあえて茨の道を選びました。
普通、競争力を考えればまったく新しいチームより、既存のチームのほうが勝っていると考えるのが当然です。
この場合、ほとんどのドライバーはミッドランドを選択するのではないでしょうか。
結局、佐藤琢磨はスーパーアグリからの参戦を決意し、わずか2年目にしてポイント獲得を果たすまでに成長させたのです。
この調子でいけば!
ファンは誰もがそう感じました。

反対する理由としては、佐藤琢磨がF1のシートを失ったことへの責任追求を回避するため、ホンダが無理やり作らせたチームであるとの評価がもっぱらであったためです。
このことについて私は、当たってもいるがはずれでもあると思っています。
当たっていると思う点は、佐藤琢磨のシート消失が競争原理から言えば仕方のないこととはいえ、日本で絶大なる人気を誇る選手を失うこと自体は痛手であったはすです。
しかし、その選手が関連チームのシートに座れば、引き続きサポートを続けられるし、非難の矛先を少しはかわすことも出来ます。
ホンダチームにそういう考えがまったくなかったとは思いません。
外れていると思う点は、無理やり作ったというところです。
かねてから、鈴木亜久里氏はF1チームを持ちたいと公言していました。
その熱意とホンダの思惑がちょうどいいタイミングで一致したのです。
F1において、物事が決まる瞬間なんてこんなものです。
非常に大きなことがある日突然決まるのです。
それがF1の世界です。

そんなこんなでスタートしたスーパーアグリですが、メインスポンサーの裏切りにより、急速に力を落としていきました。
その後については皆さんご存知の通りです。

ここで終わってしまうのは非常に残念です。
佐藤琢磨がいたチームだから?
国産F1チームだったから?
理由はそれだけではありません。
実際、スーパーアグリは競争力を見せました。
昨年は本家ホンダチームと同等の力を見せたのです。
資金力では比較のしようもないチーム同士がです。
コストパフォーマンスという点から見れば、スーパーアグリはかなり上位に位置したのではないでしょうか。
スーパーアグリは、「ある程度」の資金さえあればそこそこの走りが出来るチームだったのです。
そういうチームがなくなってしまったのが残念でならないのです。

しかし、過ぎたことを嘆いていてもどうしようもありません。
問題はこの後どうするかです。

まず、真っ先に考えることはドライバーの今後です。
佐藤琢磨、アンソニー・デビッドソン両ドライバーとも引退の意思がないことを表明しています。
しかし、現実は厳しいです。
特に、アンソニー・デビッドソンは結果を残していません。
彼が今後F1でのシートを見つけることは極めて厳しいと言わざるを得ないでしょう。
佐藤琢磨にしても、決して簡単なことではありません(これもかなり控えめな言い方です)。
誰もが思いつくこと、それは、ホンダへの復帰です。
出来れば、私もそれが一番いいと思いますが、どうなるでしょう?
もし戻れるとしても、2009年からということになるでしょう。
今年は、ホンダのテストドライバーか・・・・。

また、チームのホームページはまだ残されています。
近いうちに消されてしまうのでしょうか。
チームグッズの販売はどうなるのでしょう?

気になることはたくさんあります。
それもこれも時間が解決してくれることと思いつつ、時を待ちたいと思います。
それでは。
posted by onaji_chorui at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | Weblog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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