2008年05月25日

モナコGP

本当にいろいろなことが起きたレースでした。
運の良かった人、悪かった人。
アクシデントの原因を作った人、巻き添えになった人。

モナコというコースの特殊性に加え、レース当初は雨が降っていました。
この雨が、レースをより難しいものにしたのです。

1 L.ハミルトン McLaren 2:00:42.742
2 R.クビサ BMW Sauber 3.0
3 F.マッサ Ferrari 4.8
4 M.ウェバー Red Bull 19.2
5 S.ベッテル Toro Rosso 24.6
6 R.バリチェッロ Honda 28.4

7 中嶋 一貴 Williams 30.1
8 H.コバライネン McLaren 33.1
9 K.ライコネン Ferrari 33.7
10 F.アロンソ Renault 1L
11 J.バトン Honda 1L
12 T.グロック Toyota 1L
13 J.トゥルーリ Toyota 1L
14 N.ハイドフェルド BMW Sauber 4L
DNF A.スーティル Force India 9L
DNF N.ロズベルグ Williams 17L
DNF N.アンジェロ・ピケ Renault 29L
DNF G.フィジケーラ Force India 40L
DNF D.クルサード Red Bull 69L
DNF S.ボーデ Toro Rosso 69L


このレース結果を見ただけで、荒れたレースだったことがうかがえます。
本当にいろいろあったのですが、私は2つの点に注目してみました。

1つは、エイドリアン・スーティルとキミ・ライコネンの事故です。
この事故に関して、キミ・ライコネンは批判にさらされています。
実は、レースでこういうアクシデントは珍しくありません。
しかし、レース後、キミ・ライコネンのコメントを聞いたとき、憤りを覚えたのは私だけではないでしょう。
キミ・ライコネンはインタビューの冒頭に謝罪の言葉を述べています。
でも、インタビューが進むにつれ、本当に申し訳ないという気持ちがあったのかどうか疑ってしまいしまた。
ライコネンは、
「スーティルも4位を失ったかもしれないが、自分も5位を失った」
と言ったのです。
確かにその通りです。
しかし、その原因を作ったのは自分の側です。
決してスーティルではありません。
それにも増して、スーティルが4位を失ったことと、ライコネンが5位を失ったことを同じ次元で語ることができるでしょうか?
近年のF1を分かっている方に言わせれば、
「ライコネン、何を言っているんだ?」
ということになりますよね。
キミ・ライコネンは2007年のF1ワールドチャンピオンであり、常勝フェラーリのエースドライバーです。
どのサーキットでも優勝の可能性を持ち、今回のようなアクシデントさえなければ表彰台は堅いところでしょう。
対して、エイドリアン・スーティルはといえば、スーパーアグリなきあと、最底辺に落ちた非力なチームです。
優勝はおろか、ポイント獲得さえ遥か遠い状態なのです。
そんな、チームがモナコでポイント獲得のチャンスに遭遇しました。
このチャンスをふいにされたとき、どれほどの悲しみや失望感が押し寄せたか?キミ・ライコネンには想像もできなかったかもしれません。
当然、キミ・ライコネンが失った5位よりも貴いものでした。
この先、2度とないチャンスだったかもしれないのですから。
まあ、エイドリアン・スーティルには黄旗中のオーバーテイクによるペナルティーの可能性がありましたので、あのままフィニッシュしても4位になれたかどうかはわかりません。
だからといって、スーティル本人してみれば悔やんでも悔やみきれないリタイヤだったでしょう。
本当にお気の毒としか言いようがありません。
キミ・ライコネンはそれほどのことをしたのです。

もう1つは、明暗を分けたウィリアムズの2人についてです。
エースであるニコラス・ロズベルグはフリー走行当初から速さを見せていました。
僚友の中嶋一貴はF1で初めて走るモナコです。
なかなか、ニコのタイムに近づけません。
この傾向は予選でも続きました。
決勝レースが始まってからもニコラス・ロズベルグは持ち前の速さで、前の車のオーバーテイクチャンスをうかがいます。
しかし、その速さがあだになったのか、何度もライバルと接触し、そのたびにビットインを余儀なくされていたのです。
仮定の話をしても仕方ないのですが、もしあれらの接触事故がなければ、ニコは表彰台に立っていたかもしれないのです。
ニコは結局自らのミスでマシンを壊し、戦列を離れることとなりました。
一方の中嶋は、依然ニコほどの速さを見せることはできないものの、ライバルたちの数々のアクシデントを尻目に、着実に順位を上げていきました。
そして、最終的には7位フィニッシュを果たしたのです。
彼の走りは、ウィリアムズチームに貴重な2ポイントをもたらしました。
今回のモナコで2人の内どちらが速かったのかといえば、ニコラス・ロズベルグに軍配が上がるでしょう。
しかし、どちらがチームに貢献したのかという質問なら、迷わず、中嶋と答えることができます。
どんなに速さを見せても、最後まで生き残ることができなければまったく意味がありません。
厳しい言い方ですが、プロの世界では結果が全てです。
そういた意味で、中嶋一貴は素晴らしいドライバーであるといえるでしょう。
それでは。
posted by onaji_chorui at 23:35| Comment(0) | TrackBack(0) | Weblog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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